WindowsでSpleeterを導入した 2022/4月
spleeterというボーカル抽出ツールがあるらしい。
【解説】アイマスアカペラ音源の作り方:ブロマガ - ニコニコチャンネル
spleeterを使うためだけにgitやcondaを入れるのは何だか釈然としない。
ので自分が納得するやり方で入れてみた。といってもpipを使うだけ。
spleeterはpythonで開発されており、pipでインストール可能。
まずはpypiの情報からspleeterが入れられるpythonの要求バージョンを確認する。
'requires_python': '>=3.6.1,<3.10'
とのことで、3.10には未対応。既に3.10を入れている場合はvenvなり使って対応version環境が使えるようにする。まだ入れてなければ対応したpython環境を用意する。
今回はspleeterのパッケージをpipでインストールする。
pip install --upgrade pip
pip install spleeter
Tensorflowをはじめ大量に依存パッケージがインストールされていく。何か一か所つまづいたみたいなので再度installを試す。
pip install spleeter
これでsuccessと出たので導入完了と判断した。
どうやらffmpegバイナリが必要らしいので、ダウンロードしてpathを通しておく。
さて、試しにtarget.mp3を分解してresultフォルダに書き出してみる。
参考記事では-iで使用ファイルを指定するとあったが、これに躓いた。
spleeter separate --helpを見ると、
spleeter separate [OPTIONS] FILES...
とあるので、以下の通りにした。
spleeter separate -o result -p spleeter:2stems target.mp3
結果、resultフォルダの中にaccompaniment.wavとvocals.wavが書き出された。
抽出結果は、完璧とはいかずとも綺麗に抜けている部分はほとんど自然と言ってよい品質に仕上がっている。令和すげえ。
導入にあたってはgitもcondaもやっぱり要らなかったね。あとはbatを書こうと思う。
追記:batを書いた。venv環境なのでactivate.batをcallしている。
@echo off
cd /d %~dp0
call Scripts\activate.bat
spleeter separate -o %~dp1% -p spleeter:2stems %*
exit /b
参考